サポートギタリスト前野直也

DAWで制作した曲のクオリティを上げたい作曲家・クリエイターの方に、僕がギターの録音でお手伝いする様子をご紹介するブログです。ギターを宅録してみたい方もプロセスを知る事ができるブログです!ご覧頂きありがとうございます!

「ギターレコーディングの実践その4」エレキギターにとりかかります!

こんにちは!
あなただけのサポートギタリスト前野直也です!
 
前回でアコースティックギターの録音が終わりましたので、今回はいよいよエレキギターの録音に入ります!

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以前ご紹介したように、僕の場合は全体を通して入ってるパートから先にレコーディングします。それで行くと次に録るのはエレキギターアルペジオですね!
 
という訳でアルペジオの録音を始めたのですが、ここでちょっと問題が。
 
このアルペジオ、リファレンス曲のイメージを決定づけている大事なパートなのです。その雰囲気を出しつつ、ご依頼頂いた曲のコード進行に沿ったアルペジオを考えたいのですが、これがなかなか難しい。
しかも歌ものなので、リズム的にも音的にもメロディとぶつからないようにしたい。
 
そこで当初の予定を変更して、他のパートを先に録音して、完成形のイメージが湧きやすい状態にしてから時間をかけてアルペジオを録ることにしました。
 
その2でご紹介した基本からは外れますが、時間をかけたいパートに時間をかけるために柔軟性も重要です。
 
という訳で、サビだけ入れる歪んだギターを先に録音します。フレーズ的にはシンプルなパワーコードですが、ここでのポイントは音作りでした。

あまり深く歪ませてしまうとイメージが違うのです。出来るだけナチュラルな歪みながらサスティンもある、でもブラッシングの感じもしっかり出したい。というイメージに向かって音を作り、試し録りをして音が決まってから録りました。
 
因みにエレキギターLine6のPODHD500Xで音を作ってラインで録音しています。
時間帯を気にせず録音でき、安定して良い音で録れるのでエレキの録音はほぼ全てこれでやっています。

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しっかり音が決まってから録音したおかげでこのパートはすんなり完成しました!
 
音色がちゃんと決まってるとプレイもしやすいです。
 
さて、次回は先送りしたアルペジオパートにとりかかります!
それではまた!

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